http://itpro.nikkeibp.co.jp/atcl/column/14/463805/051200086/
なんか、危機感が無いんだよね。絶対に追い付こうとか、必死で学ぼうとか、そんながめつさはどこかに消えてしまった。
いつの間にか韓国や中国の企業にも抜き去られたが、それを悔しいとか、これではいけないとかも思わない。
完全な負け犬。というか、日本語という最強の“非関税障壁”に守られて、そこそこ食える呑気な商売ができるので、
「もう、これでいいや」と諦観している感じだ。
何のことかと言うと、もちろん我らが日本のIT業界のことだ。この「極言暴論」の読者なら誤解は無いだろうけど、
ここで言うIT業界とは狭い意味でのIT業界。かつては主流だったが、今では新興のITベンチャーなどによって脇に押しやられつつある、
コンピュータメーカーなどエンタープライズ系ITベンダーの業界のことである。
ご存知のようにITに関しては、昔から日本のITベンダーは米国のベンダーに技術面などで圧倒的に後れを取っていた。
まあ、これは自動車など他業界でも同じことだったから仕方が無い。で、自動車メーカーなどと同様、
日本のITベンダーは必死で米国製品を模倣し、米国ベンダーの背中を追っかけた。IBM互換機の開発物語は今でも、
富士通の栄光の歴史として語られるほどだ。
スーパーコンピュータなど一部では、日本のITベンダーの製品が米国製品を性能面で凌駕するなんていう“逆転現象”も起こった。
で、日米の経済摩擦を過熱させ、大きな政治問題にすらなった。IBM産業スパイ事件では、FBI(米連邦捜査局)のおとり捜査に引っ掛かって
、日本のITベンダーの社員が逮捕される事態にも立ち至った。
産業スパイ行為はもちろんダメだが、そんな違法行為に走るほど、当時の日本のITベンダーは米国のベンダー、
特にIBMを模倣して追い付こうとギラギラ、ギトギトしていたのである。当時の日本のITベンダーは今で言うと、
米国政府や議会などから警戒されながらも、米国のベンダーを追いかけ、時にはM&A(合併・買収)したりして市場を広げつつある
ファーウェイやレノボといった中国ベンダーの姿に近かった。
そんな過去の姿と比べると、今の日本のITベンダーの“惨状”は目を覆うばかりである。同じように米国企業を追いかけた他業界、
特に自動車業界では、世界最大のメーカーに上り詰めたトヨタ自動車をはじめ、世界のメインプレーヤーとなった企業が数多く育った。
一方、IT業界ではメインプレーヤーが登場するどころか、米国との差が開く一方。サムスンやファーウェイといった
韓国や中国のベンダーにも抜き去られた。
まあ、IT業界はハコ売りから、ソフトウエア販売、クラウドなどのサービス化へと、ビジネスモデルがコロコロ変わり、
日本のITベンダーが追いかける対象を見失った面はある。だが、それは外国のベンダーでも同じだ。
韓国や中国、そして台湾のベンダーは、自らの強みに特化して世界のメインプレーヤーになったし、
先進国ではドイツのSAPがERP(統合基幹業務システム)で世界を制覇した。
それに対して、日本のITベンダーは全然ダメ。もちろんグローバル化のご時勢だから、彼らも海外市場の開拓を進めている。
だが、あくまでも顧客を増やし、売り上げを拡大しようというだけの話。技術面や製品・サービスで世界のメインプレーヤーになろうという
覇気はどこにもない。そうなのだ。IBMを追いかけていた頃のギラギラ感、ギトギト感は今の日本のITベンダーには皆無である。
今や日本のITベンダーは完全に“草食系”の企業ばかりだ。日本語などの“非関税障壁”に守られた、
そこそこ大きな国内市場は極めて特殊な市場だ。日本のユーザー企業は自前の独自システムを作ることにこだわるのに、
内製せずに丸投げしてくれる。COBOLをはじめとする枯れた技術で、客の要求通りのものを作っていれば、
ITベンダーは食える。今さら技術面や製品・サービスで世界をリードする必要性は全くないのだ。
日本のIT市場があまりにも特殊なので、私はその特殊性を際立たせるために「SIガラパゴス」と名付けた(関連記事:日本だけ!「SIガラパゴス」に明日はあるか)。
だが、今回の極言暴論のテーマに即して考えると、SIガラパゴスに別の意味合いも出てくる。
つまり、全世界で戦えるように進化することを放棄した負け犬のITベンダーにとっては、
過酷な弱肉強食の世界とは隔絶した“ぬるく”生きていける楽園なのだ。
なんか、危機感が無いんだよね。絶対に追い付こうとか、必死で学ぼうとか、そんながめつさはどこかに消えてしまった。
いつの間にか韓国や中国の企業にも抜き去られたが、それを悔しいとか、これではいけないとかも思わない。
完全な負け犬。というか、日本語という最強の“非関税障壁”に守られて、そこそこ食える呑気な商売ができるので、
「もう、これでいいや」と諦観している感じだ。
何のことかと言うと、もちろん我らが日本のIT業界のことだ。この「極言暴論」の読者なら誤解は無いだろうけど、
ここで言うIT業界とは狭い意味でのIT業界。かつては主流だったが、今では新興のITベンチャーなどによって脇に押しやられつつある、
コンピュータメーカーなどエンタープライズ系ITベンダーの業界のことである。
ご存知のようにITに関しては、昔から日本のITベンダーは米国のベンダーに技術面などで圧倒的に後れを取っていた。
まあ、これは自動車など他業界でも同じことだったから仕方が無い。で、自動車メーカーなどと同様、
日本のITベンダーは必死で米国製品を模倣し、米国ベンダーの背中を追っかけた。IBM互換機の開発物語は今でも、
富士通の栄光の歴史として語られるほどだ。
スーパーコンピュータなど一部では、日本のITベンダーの製品が米国製品を性能面で凌駕するなんていう“逆転現象”も起こった。
で、日米の経済摩擦を過熱させ、大きな政治問題にすらなった。IBM産業スパイ事件では、FBI(米連邦捜査局)のおとり捜査に引っ掛かって
、日本のITベンダーの社員が逮捕される事態にも立ち至った。
産業スパイ行為はもちろんダメだが、そんな違法行為に走るほど、当時の日本のITベンダーは米国のベンダー、
特にIBMを模倣して追い付こうとギラギラ、ギトギトしていたのである。当時の日本のITベンダーは今で言うと、
米国政府や議会などから警戒されながらも、米国のベンダーを追いかけ、時にはM&A(合併・買収)したりして市場を広げつつある
ファーウェイやレノボといった中国ベンダーの姿に近かった。
そんな過去の姿と比べると、今の日本のITベンダーの“惨状”は目を覆うばかりである。同じように米国企業を追いかけた他業界、
特に自動車業界では、世界最大のメーカーに上り詰めたトヨタ自動車をはじめ、世界のメインプレーヤーとなった企業が数多く育った。
一方、IT業界ではメインプレーヤーが登場するどころか、米国との差が開く一方。サムスンやファーウェイといった
韓国や中国のベンダーにも抜き去られた。
まあ、IT業界はハコ売りから、ソフトウエア販売、クラウドなどのサービス化へと、ビジネスモデルがコロコロ変わり、
日本のITベンダーが追いかける対象を見失った面はある。だが、それは外国のベンダーでも同じだ。
韓国や中国、そして台湾のベンダーは、自らの強みに特化して世界のメインプレーヤーになったし、
先進国ではドイツのSAPがERP(統合基幹業務システム)で世界を制覇した。
それに対して、日本のITベンダーは全然ダメ。もちろんグローバル化のご時勢だから、彼らも海外市場の開拓を進めている。
だが、あくまでも顧客を増やし、売り上げを拡大しようというだけの話。技術面や製品・サービスで世界のメインプレーヤーになろうという
覇気はどこにもない。そうなのだ。IBMを追いかけていた頃のギラギラ感、ギトギト感は今の日本のITベンダーには皆無である。
今や日本のITベンダーは完全に“草食系”の企業ばかりだ。日本語などの“非関税障壁”に守られた、
そこそこ大きな国内市場は極めて特殊な市場だ。日本のユーザー企業は自前の独自システムを作ることにこだわるのに、
内製せずに丸投げしてくれる。COBOLをはじめとする枯れた技術で、客の要求通りのものを作っていれば、
ITベンダーは食える。今さら技術面や製品・サービスで世界をリードする必要性は全くないのだ。
日本のIT市場があまりにも特殊なので、私はその特殊性を際立たせるために「SIガラパゴス」と名付けた(関連記事:日本だけ!「SIガラパゴス」に明日はあるか)。
だが、今回の極言暴論のテーマに即して考えると、SIガラパゴスに別の意味合いも出てくる。
つまり、全世界で戦えるように進化することを放棄した負け犬のITベンダーにとっては、
過酷な弱肉強食の世界とは隔絶した“ぬるく”生きていける楽園なのだ。
引用元: ・【IT業界】日本はもはや後進国に転落、ガラパゴス化したIT業界の末路
38: 名刺は切らしておりまして 2016/05/17(火) 10:47:14.17 ID:KEOlimIB
>>1
米国みたいにプログラマーの大卒年収600万程度にすればまともな業界になるよ。
結局は労働時間、スキルレベルと賃金が比例していないのが問題で、
幾ら働いても報われないし、資格取得しても評価されないので
誰も努力なんてしようとしない。
米国みたいにプログラマーの大卒年収600万程度にすればまともな業界になるよ。
結局は労働時間、スキルレベルと賃金が比例していないのが問題で、
幾ら働いても報われないし、資格取得しても評価されないので
誰も努力なんてしようとしない。
104: 名刺は切らしておりまして 2016/05/17(火) 11:30:10.46 ID:MCaNSGrW
>>1何言ってんだ。即戦力を望み、残業代も払わず、社員の技術アップや勉強の
支援もせず、最後社員が精神病や心臓を壊して廃人になったら即捨てる。
何10万人廃人にしたと思ってるんだ??その廃人の面倒を見るのは税金だぞ。
ブラック起用が払えよ!!100兆円!!
支援もせず、最後社員が精神病や心臓を壊して廃人になったら即捨てる。
何10万人廃人にしたと思ってるんだ??その廃人の面倒を見るのは税金だぞ。
ブラック起用が払えよ!!100兆円!!
3: 名刺は切らしておりまして 2016/05/17(火) 10:14:47.19 ID:+Fw+xUn6
なんでも手間かけずに一時的でも利益を上げる手法が高評価となる日本企業。
段階バブル先輩の後輩たちが日本を壊していきます。アーメンソーメン。
段階バブル先輩の後輩たちが日本を壊していきます。アーメンソーメン。
6: 名刺は切らしておりまして 2016/05/17(火) 10:18:44.65 ID:pYfYNuBn
なんか、危機感が無いんだよね。絶対に追い付こうとか、必死で学ぼうとか、そんながめつさはどこかに消えてしまった。
いつの間にか韓国や中国の企業にも抜き去られたが、それを悔しいとか、これではいけないとかも思わない。
完全な負け犬。というか、日本語という最強の“非関税障壁”に守られて、そこそこ食える呑気な商売ができるので、
「もう、これでいいや」と諦観している感じだ。
これ別にIT業界だけじゃなく多くの業界でそうなっていると思う。
いつの間にか韓国や中国の企業にも抜き去られたが、それを悔しいとか、これではいけないとかも思わない。
完全な負け犬。というか、日本語という最強の“非関税障壁”に守られて、そこそこ食える呑気な商売ができるので、
「もう、これでいいや」と諦観している感じだ。
これ別にIT業界だけじゃなく多くの業界でそうなっていると思う。
30: 名刺は切らしておりまして 2016/05/17(火) 10:41:37.54 ID:MlUpZEh1
>>6
SIerの搾取構造が存在する限り、誰も危機感なんて持たないし、絶対に追い付こうとか、必死で学ぼう寝言言えと皆思ってるよ
上に搾取され続けて、誰が努力すると思うよ
SIerの搾取構造が存在する限り、誰も危機感なんて持たないし、絶対に追い付こうとか、必死で学ぼう寝言言えと皆思ってるよ
上に搾取され続けて、誰が努力すると思うよ
596: 名刺は切らしておりまして 2016/05/17(火) 22:07:35.77 ID:Iy2sAMCh
>>30
搾取されたくないなら自社で独自のWEBのサービスするなりすればいいだろ?
それすらやらないで何文句垂れてるんだ
甘えんなよ
搾取されたくないなら自社で独自のWEBのサービスするなりすればいいだろ?
それすらやらないで何文句垂れてるんだ
甘えんなよ
7: 名刺は切らしておりまして 2016/05/17(火) 10:18:48.70 ID:F1YaSyOb
今のIT業界のお偉いさんならともかく、若者にはIT業界を目指すメリットがないからな
先細る未来しかねーわ
先細る未来しかねーわ
9: 名刺は切らしておりまして 2016/05/17(火) 10:19:51.00 ID:NmeU1WB5
そりゃ顧客がガラパゴスだからな
ガラパゴスで独自の生態系築いて平和に暮らしてる動物に外からああだこうだ言うのが好きな連中はなんなんだろうか
ガラパゴスで独自の生態系築いて平和に暮らしてる動物に外からああだこうだ言うのが好きな連中はなんなんだろうか
316: 名刺は切らしておりまして 2016/05/17(火) 14:35:59.59 ID:E5PtXqfm
>>9
将来も平和が保証されるとは思ってない連中だろ
お前のような「日本のガラパゴス的平和は未来永劫に続く」と信じてる奴ばかりじゃ無いって事だな
将来も平和が保証されるとは思ってない連中だろ
お前のような「日本のガラパゴス的平和は未来永劫に続く」と信じてる奴ばかりじゃ無いって事だな
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